余裕
今回はラベルコンテストの後で
それぞれ技術を磨いた後
一般商品へその技術を”注入”して行くわけですが…
「やり過ぎによる失敗」など
横から色々と気付く点が見えてきたので
以前、私が経験したことを
おおまかに書いてみようと思います!
私たちは日々印刷について、技術だとか品質だとか
そんな事を考えながら仕事に取り組むわけです。
そして、一番大切でもあり一般的には伝わりづらい技術面!!
これが意外に厄介なんですねw
高い技術を求めるあまり、品質が悪くなることがあるんです
何故か
というと…
早い話が、突き詰め過ぎてしまうんです
この手のオペレーターをされている方は良くお分かりになると思いますが
それが逆に良くない方向へ向く場合があるのです(-_-;)
今回は「見当精度」
以前、機械の調子が悪くなった時のこと…。
製版の方法でより良い製品を作ることが出来たんです
印刷(製版)には”塗り足し”だとか”毛抜き”だとか色々ありますが
「精度」という言葉を聞いたら●~*
つい!「ギリギリ~!!」を求めてしまい
落ち着いて見ると…ズレが目立ったり
頑張った程良くない場合があります(爆)
もちろん!合えば素晴らしい商品になります!
3球中!3回ストライク!!なら最高ですけど
コンディションが悪くなり
途中にボールが入ると格好悪いですよね
人一倍頑張った挙句…お客様から”クレーム”だったりしたら
それはもう!… 地獄ですw
「なかなか立ち直れないでしょ」
機械にも人間にも限界がありますから
それを補うようにすることも大事ですし
それも一つの技術なのかもしれません。
(求めるオペレーターはどーしても”負けた”気がするんですけど)
お客様!そして”安定品質”が第一ですから
具体的には…
”精度”を下げるんです!(余裕を持たせる)
とはいっても”0.1とか”0.2”程度です!
見当に余裕を持たせて印刷するわけですね
そーすることにより極僅かなズレに対応できるようになり
1万枚でも10万枚でもズレの無い印刷が出来るわけです!!
精度を下げることで品質が上がるわけですw (ややこしやぁ~♪)
大手の商品では”塗り足し”を一つのデザインとしている物も
結構見かけることがあります。
(悪く言えばズレてもOKみたいな)
色んな状況を考えて
良く分かってあるデザイナーさんなのかもしれませんねw
常に”極限”の状態で印刷し続けることは不可能です!
高い印刷技術や精度にこだわり過ぎないように
「心にも余裕を持って!」w
機械の状態やデザインなど、より効果的な方法で印刷したいものです
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